株式会社 大和重量

コラム

Column

変電設備の離隔距離について


変電設備を設置する際、建築物や他の物と間隔を開けることが義務付けられています。
今回は、変電設備の離隔距離について解説するので、気になる方は一度参考にしてください。

▼変電設備の離隔距離
変電設備を設置・運用していくためには、どのような場所に設置するかを知る必要があります。
早速ですが、変電設備の離隔距離について解説します。

■屋内
屋内に変電設備を設置する際、点検を行う面は0.6m以上の離隔距離を確保しましょう。
それに対し、操作を行う面は1m以上の離隔距離と扉の開閉ができるだけの距離が必要ですね。
また、溶接などの構造で換気口がある面は、離隔距離を0.2m以上確保します。

■屋外
屋外に変電設備を設置するケースも少なくありません。
設置する際は、建築物から3m以上の離隔距離を確保してください。
建築物が不燃材料でできていると、3m以上の離隔距離を確保しなくて済みます。

■屋外(金属製の箱の周りの場合)
金属製の箱の周りの場合、1mに加え、保安上有効な距離を取りましょう。
ただし、建築物が不燃材料でできているのに加え、建築物などの開口部に防火設備が設置されている場合は、屋内の変電設備の離隔距離に準じます。

▼離隔距離が必要な理由
変電設備を設置する上で離隔距離が必要な理由について気になっている方も多いのではないでしょうか。
離隔距離を確保する理由として、以下のものが挙げられます。

・変電設備の操作を行うため
・火災のリスクを最小限にするため

電力供給に支障をきたさないようにすることが変電設備を設置する上で重要ですね。

▼まとめ
変電設備を操作するためには、離隔距離を確保する必要があります。
屋内と屋外のどちらに設置するかにより、必要になる離隔距離が異なりますね。
電力供給や火災のリスクを踏まえ、どこに変電設備を設置するか検討しましょう。
「株式会社大和重量」では、変電設備に関する依頼を受け付けているので、何かありましたら一度ご相談ください。

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